
イザ、出発!<不安だらけの出発劇>
待ちに待ったフランスへ、いよいよ出発する時がやってきた。
でも、機上の人となるまでに、いくつもの不安要素やトラブルが待ち構えていた。
ちなみにフライトスケジュールは
15日11:00に名古屋国際空港→ペナン経由→18:35マレーシア/クアラルンプール国際空港到着
同日23:55にクアラルンプール→16日5:50イギリス/ヒースロー空港に到着 (時刻はどれも現地時刻)
不安要素1・天気。
15日の天気は、予報によると朝から雨。空港までMTBで行くつもりなので、本当は15日の5時ごろ出発したいところを
予定を繰り上げて、14日23:10に出発した。フライトまで丸々12時間ある。私たちはのんびりと走り出した。
不安要素2・体調。
実は2人とも体調が万全ではなく、フル装備で走るのはこれが初めて。アキオはたまっていた疲れが原因で、前日まで
熱があった。私も熱こそ出ていないが、引越しや旅行の準備、アキオの看病などで、疲れが出てきていた。初走行が
出発当日、しかも深夜だなんて・・・。
不安要素3・MTB。
キャンプ道具、自炊道具、MTBの備品などを積んだMTBは、何しろ重い。まっすぐ走っているつもりでもフラついている。
少しの坂道にも太腿は悲鳴寸前。本当に、これでパリからプロヴァンスまで走れるんだろうか?
トラブル1・時間。
ちんたら走り続け、2時、なんとか空港へ到着した。だが空港は閉まっている。国際空港だから、24時間開いているかも、
と期待していたがアテが外れた。4月でも夜は寒い。明るい場所を選び三脚椅子に座って、シュラフにくるまる。5時頃、
係のおじさんが「開けたから中に入りなよ。」と言ってくれた。まだ誰もいない。あまり嬉しくない1番乗りだ。
トラブル2・チェーンピン。
休憩もそこそこに、すぐにMTBの解体を始め、パッキングにとりかかった。が、疲れと寝不足で思うようにはかどらない。
突然、大問題が発生した。MTBのチェーンを外したはいいけれど、新しいチェーンピンを用意し忘れていて、チェーンが
元に戻らなくなった。つまり、イギリスに着いても走れない。おまけに到着当日は日曜で、店は閉まってるかもしれない。
(欧州はデパートを除き、日曜は休む。)どうしよう。抜き取ったチェーンピンを再び入れられないかチャレンジをしたが
無駄な努力のようだ。ダメもとで、近くにいた職員にこの辺りに自転車屋がないか尋ねると、車で2、3分のところにある、
と教えてくれた。午前6時に開いてるはずはないけれど、個人店ということなので、融通が利くかもしれない。7時を待って
電話をしてみた。幸運にも優しそうな声の若い女性は「すぐに来てもいいですよ」と言ってくれた。外を見ると予報通り、
すでに雨が激しく降っていた。道もよくわからないし、アキオがタクシーで買いに行くことになった。待つこと20分・・・。
アキオは無事、新品のチェーンピンを手にして戻ってきた!体調不良を理由に準備を怠った罰があたった、と思った。
この先、大丈夫だろうか・・・?
トラブル3・腰痛。
先程の不安は的中した。MTBを担いでチェックインは済ませたが、私の腰に激痛が走った。日頃の運動不足のせいか、
それとも寝不足で体が疲れているからか、機内持ち込み用の荷物を持つことができない。預け荷物が重量オーバーに
ならないように、手荷物の方にペダルやスタンドなど、とにかく重い物を積め込んだ。でも、こんなに腰に響くなんて・・・。
休み休み歩くのがやっと。あえぐように飛行機に乗り込み、なんとか機上の人となった・・・。